やっぱり知床に来たからには新鮮なお魚を食べたいですよね。というわけでホッケの開きと蟹汁、鮭親子丼を注文。おおぉ、かなりのボリューム。
鮭は脂が乗ってしっとり、イクラは皮が柔らかくて濃厚でもう最高。むさぼるようにご飯をかき込みます。これが2時間弱車を走らせるだけで食べられるんですから、言うことなしですね。
おなかが満腹になったので、知床半島を車で行けるギリギリまで行ってみることに。知床横断道路は雪で閉ざされている(通行止め)ため、おそらくその手前の『 知床自然センター 』がギリギリでしょう。
というわけで、グネグネ曲がる山道を軽自動車で上っていきます。傾斜はそれほどきつくないので問題なし。
この辺りは右を見ればエゾシカが戯れる険しい山林、左を見れば凍てついたオホーツク海を見下ろす断崖絶壁というまさに絶景ポイント。これでも知床半島の中ほどだと考えると、北海道の自然の深さ、雄大さに思い知らされる心持ちがします。
今回は冬ということもあって、車で行ける範囲でのプチ旅行ですが、緑がいっぱいの真夏に来るのも最高だろうなぁと思わず嘆息。やはりこれだけの自然がすぐそばにあるというのは幸せなことだと思います。
最後の目的地まであと少し!
山道を登り続け、ついに知床横断道路の入り口に到着(左下の写真です)!とてつもない吹雪や大雪に見舞われることも多いため、この道路は冬季間は完全に閉鎖されています。
知床横断道路の閉鎖期間は11月上旬から4月下旬まで。なんと1年のうち半年間は閉鎖されているんです。一応国道(334号線です)であるにも関わらず、半年もの間閉鎖され続けている道路はここくらいのものではないでしょうか。
この通行止めのすぐそばに建っているのが、『 知床自然センター 』。冬季間でも知床の自然が楽しめるように、スノーシュー(雪の上を歩ける靴)の貸し出しや体験プログラムの案内などを行っています。
知床の海に潜って撮影された貴重な写真も多数展示されており、一見の価値有りです。思わず時間を忘れて見ふけってしまいました。ここでは『ダイナビジョン』という大型スクリーンで、知床の自然の映像を見ることもできます。すごい映像の連続に大満足。
色々見て回ったものの、時間はまだ午後2時半。ということで帰り道に大空町東藻琴地区にある『 乳酪館 』に寄ってみることにしました。
もともとこの地域は酪農が盛んで、昭和30年代からチーズの製造が行われていたようです。当時の道具なども展示されていてなかなか楽しめます。時期によってはバター作りの体験などもできるようで、北海道の生活に触れるにはもってこいではないでしょうか。
北見からは1時間もかからないお手軽さも嬉しいところ。とことん自然の利に恵まれた土地柄だなぁと感じますね。
帰る途中に夕陽がとても綺麗だったので1枚パチリ。雪原に日の光が反射してキラキラしています。途中からホームページ掲載用であることを忘れて旅行を楽しんでしまいましたが、いかがだったでしょうか?北見は自然と利便性を兼ね備えたとても生活しやすい地域。北海道に移住されてきた方でもとっても楽しく生活できると思いますよ!
(終わり)