美幌を抜けるとそこは『大空町』。海に近い女満別方面には空港がありますが、今回はかなり内陸を走っているため、酪農が盛んな『東藻琴地区』を通ります。
この辺りは一面畑か放牧地ということもあり、冬期間は雪の上を動物が歩いた痕跡がいくらでも発見できます。左の写真もその1枚。何の足跡でしょうか。
こんな風に、そこら中で生き物の痕跡を見られるのはやはり北海道ならではですよね。ここ東藻琴には『乳酪館』というチーズ作りの見学ができる施設があるので、帰りに寄っていくことにしました。
東藻琴地区を抜けて『小清水町』に入り、そのまま道なりに進んでいくと面白いものを発見。そう、スノーモービルです。
「ゆりの郷こしみずリリーパーク」という看板を発見して車を止めてみると、30台を超えようかという数のスノーモービルが一斉に走り出します。何かのイベントだったのかもしれませんが、実に壮観。広い雪原をたくさんのスノーモービルが走っていく様は絵になります。
長年北海道に住んでいながらスノーモービルに乗ったのは小さい頃に数回だけなんですが、人が歩くのもままならない雪原をすごいパワーで走り抜ける感覚は今でも鮮明に思い出せます。ぜひこちらに越してきたら体験して頂きたいですね。
そして、ここリリーパークからはなんと15キロの直線道路。小清水町→清里町→斜里郡と、3つの町を一気に駆け抜けていきます。アップダウンはありますが、信号がほとんど無いので実に爽快!
長い直線道路を抜けて国道334号線を進んでいくと、『知床の玄関口』斜里の町が見えてきます。本来であれば斜里の町から東に折れてウトロ方面を目指すのですが、やっと海の近くまで来たのでちょっと寄り道。斜里の港へ行ってみることにしました。
左の写真は斜里の港内に浮かぶはす氷です。真冬だと港内はガチガチに凍っているんですが、この時期だと氷は溶けちゃってるんですね。波に揺られてユラユラしてます。
また、ここは知床に最も近い駅である『知床斜里駅』のある町です。観光で知床に来られたことのある方は、まず間違いなくこの駅を利用しているはず。ここから先は鉄道も通っていないので、バスで知床に向かうしか観光の手段が無いんですね。
家から出て1時間と少しで知床の玄関口まで到着。どうでしょう?のんびり写真を撮りながら来てもあっという間だと思いませんか?